No.01 スポーツ選手の食事学(長距離選手の場合)
選手の皆さんは何を基準に食事を考えていますか。 従来の食事は、カロリー計算或いはバランスの取れた食事内容が書かれている書物が多いのですが、何を基準に書かれているのでしょうか。日本の栄養学は、殆んどが病院食或いはリハビリのためと医療現場が基準に構成されているように思います。病院の指導も糖尿病患者のカロリー制限以下に抑えることだけで、内容には触れません。しかし、今の日本の食生活は欧米化し、日本人の体内メカニズムに合った食事内容でしょうか。答えは否です。日本人は欧米人に比較して、腸の長さが4mも長く、消化酵素、代謝酵素も欧米人とは違います。我々には我々に適した食事があるのです。つまり、我々は農耕民族であり、欧米人は狩猟民族であるということです。全てはここから始まっています。我々の主食である穀物を作る行為は、「遅筋」です。また、欧米人の主食である肉類を獲る行為は、「速筋」です。筑波大学の運動生理学の院生が、植物性の食事を摂ると「遅筋」になると報告しています。つまり、同じプロテインでも植物性プロテインは、遅筋を育てるということです。裏を返せば、動物性プロテインは、速筋を育てるということになります。
スポーツは、本来、戦いの中から生まれたゲームですから、大体のスポーツが速筋を使う動きです。こう考えると、食事の内容が見えてきます。 速筋を鍛えるスポーツは、動物性蛋白質を積極的に摂取する必要があります。しかし、我々日本人の身体は、動物性蛋白質を積極的に摂取する身体になっていません。そこで機能障害が起こるのです。腸が長いという特性が、便秘を引き起こし、腸内異常が発生し、免疫力が低下して体調を壊します。海外で日本人が活躍できない最大の理由が「腸の長さ」です。これは、ですからどうにも成りません。
また、欧米人のような狩猟民族は、肉食が主体ですから肉類を消化しやすい酵素が多く分泌し、吸収しやすくしてくれます。体自体が動物性蛋白質を受け入れる身体になっているのです。日本人は穀類を消化吸収しやすい身体になっています。 この違いを理解して、自分に合った食事を摂取することが大切です。とはいっても、消化酵素が違うのですから、なるべく動物性蛋白質は避けて、植物性を摂取するように指導しているのが日本の食生活です。ドレッシング、マーガリン、油脂、その他。 しかし、これは間違いです。ステーキに何故パイナップルがのっているのでしょうか。考えてみたことがありますか?日本の食事にも同じようなことが沢山あります。 スポーツ選手は、スポーツに合った内容を選ぶべきで、筋肉の質に適した食材を選ぶべきです。速筋はなかなか育ちません。そこで、日本の選手は、足りない消化酵素「プロテアーゼ」の摂取が必要不可欠になります。また、腸の長さの違いは、腸内細菌の正常化を考えることが重要です。 スポーツ選手の食生活環境を考えると、
:自炊
:家族の手料理
:寮での食事(栄養士がいる場合、寮母さんのみの場合で違います)
:宿泊施設での食事:海外遠征での食事(自炊、提供される場合と違います)
:コンビニ等(レトルト食品)
このように、食事を統一することは困難です。余りいろいろなことを考えると難しくなり、実行出来なくなりますから日本人の特性を考えて、「動物性蛋白質」の摂取に対する「消化吸収」を考えればいいと思います。
消化酵素は、牛肉にのっているパイナップルの「パパイア酵素」を摂取すれば解決します。肉を食べる時に、「パパイア酵素」を飲む週間を付ければ、海外での生活も問題ありません。日本人でも消化吸収が弱い人ばかりでもありません。欧米人と同じぐらい強い人もいます。しかし、腸の長さは日本人であれば長いのですから注意する必要があります。 もう少し突っ込んで考えると、筋肉の種類はの3種類から派生して7種類程度まで分類できます。それぞれ特性が違いますので、それらを比較し、また、種目の違いも考えて食事の内容及びプロテインの選び方を考えなければ成りません。 スポーツ種目、筋肉の種類、筋肉に適した蛋白質、食事の内容が統一されていなければ高いパフォーマンスは期待できません。
現在、日本では「マラソン」が世界を制覇しましたが、国内では、日本で生まれた「駅伝」が人気を博しております。九州の陸上部の女子選手に「スピルリナ」を摂取していただき、効果が現れてきておりますが、スピルリナはアミノ酸スコアで、牛肉のを上回るほどです。植物性蛋白質が「遅筋」を育てることは筑波大学の報告で周知の事実ですから、「スピルリナ」は遅筋を使う「駅伝」選手には最高です。 最近の「長距離」は速度を必要としてきました。従来の淡々と走る走法では優勝できません。どうしても遅筋の限界に迫らなければなりません。
そのためには、良質な蛋白質の摂取が不可欠です。それも植物性の良質な蛋白質を。「スピルリナ」以上の良質な植物性蛋白質があれば探してみたいと思いますが、今現在では「スピルリナ」を最高の食材と考えます。